子供が膝を痛がることと身長の伸びの関係とは

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成長期の子供が時々「膝が痛い」と訴えることがあります。昼間思い切り外で走り回ったから筋肉痛なのかなとかずっと同じ姿勢でいたことで足がしびれたのかななどと思って気にしないでいるものの、何度も「膝が痛い」と訴えられると心配になりますよね。

膝が痛いということと、身長が伸びていることは関係があるのでしょうか。少しでも背を高く伸ばしたいと思っている子供たちには朗報になるのでしょうか。膝を痛がることと身長の伸びの関係はどうなのかを調べてみましょう。

「身長が伸びる=骨端線が伸びる」が正解

身長が伸びるということは骨が伸びること。と考える人も多いと思いますが、実際は骨自体が伸びるというよりも、腕や足、背骨などの長い骨の両端にある「骨端線こったんせん」と呼ばれる部分が伸びているのです。つまり、骨自体が真ん中からグーンと伸びているのではなくて、骨と骨のつなぎ目部分が伸びることによって身長を伸ばしています。

子供の骨をレントゲンで撮ってみると、骨と骨の間に隙間のようなものが見えます。対して大人の骨のレントゲンは骨と骨の間に隙間がなく写ります。子供のレントゲンに見られるこの隙間が「骨端線」と呼ばれる身長が伸びるための伸びしろです。

骨端線の間には軟骨組織があり、その部分はまだ硬い骨ではなく、柔らかい骨の状態です。この軟骨組織が成長ホルモンの働きによって増殖していきます。そしてこの柔らかい骨の組織が増殖することにより、硬い骨になり骨自体の長さが長くなっていきます。

思春期の膝の痛みと骨端線の関係

一般的に骨端線は成長期が終わると同時になくなってしまうと言われています。子供の成長期である10歳から17歳前後の第二次性徴期には骨端線は残っていますが、それを過ぎると骨端線だった部分の軟骨組織の増殖が止まり、身長が伸びなくなってしまうのです。

膝の痛みを訴える子供が、成長期である10歳から17歳で、その子供が日常的にスポーツをしている場合には更に注意が必要です。子供の骨は大人と違ってまだ筋肉がついていない状態なので、そこでジャンプやランニングなどを激しく行い過ぎると骨の軟骨に刺激が強すぎて膝を痛めてしまうからです。

成長期には骨が急激に伸び、筋肉とともに骨と筋肉を付着させる結合部分である「腱」も引っ張られて成長していくものですが、筋肉や腱は骨と同じスピードでは成長できません。このため、激しい運動をする子供は骨と筋肉の結合部分である「腱」に炎症が起こり、痛みが生じると言われています。

10才以下の子の膝の痛みは「成長痛」と言われることも

第二次性徴期前の子供の膝の痛みの場合は、原因が特定できない事が多いと言われています。色々と検査をしてみた結果これといった原因がわからない場合は「成長痛」と診断されることもあります。たいていの場合、自然に治るものですが、長い期間にわたって痛みを訴え続ける場合は、さらに詳しい検査をしてもらうために病院を受診した方が良いでしょう。

成長痛の痛みの原因は日中の活動が多すぎて疲労がたまり、夕方以降に痛みとして症状が出る事で起こるそうです。小さな子供は一日中寝るまで動き回るエネルギーの塊ですが、これらの痛みを口にしている場合は、帰宅したら静かに休む時間を作る事が大切です。またゆっくりお風呂に入ったり、マッサージなどをしてあげるとリラックスして痛みが引いていくこともあります。

小さな子供の場合、これらの痛みは心理的な要因も考えられます。日中不安な事があったので親にかまってほしい、下に弟や妹が生まれた場合は、時には自分も甘えたいと言うサインです。これら思い当たる事がある場合は、ゆっくり子供と触れ合える時間を増やすと成長痛を訴えることも減ってくると言われています。

膝の痛みと身長の伸びの関係

成長ホルモンの分泌が著しい成長期には、骨と骨の間にある軟骨組織がまだ未成熟なため、うまくクッションの役目を果たせず、軟骨と骨の間にある神経が圧迫される事によって痛みは起こるのではと考えられています。

これは成長ホルモンが分泌されているという証拠なので、身長の伸びも期待できるという事だと言えます。膝の痛みや成長痛は成長期が終わると自然に治るものなので、この成長ホルモンの分泌が出ている成長期にどれだけ身長を伸ばすためのサポートができるかがその後の身長に関係してくると言っても良いでしょう。

成長痛や膝の痛みがある時の対処法

体は成長していくのに、筋肉が硬くて伸びないと体自体が硬くなり痛みが出たり、怪我や腰痛を引き起こしてしまいます。成長痛や膝の痛みがある時には、痛みを和らげるストレッチをするのが効果的です。

またストレッチをする事により、体の歪みを整えて血流を促進し、成長ホルモンの分泌を活発にしてくれるのと同時に体も関節も柔らかくなるので一石二鳥です。

太ももの前を伸ばす

片足で立って伸ばしたい足の甲の部分を持ち、膝を曲げます。ももの前の部分の伸びを感じられるようにしっかり伸ばしましょう。

ふくらはぎを伸ばす

伸ばしたい足を一歩後ろに引き、膝を伸ばしてアキレス腱とふくらはぎを伸ばしましょう。かかとをゆっくり床につけていくイメージです。

全体をマッサージする

膝周辺の筋肉を優しくもみほぐすのが良いでしょう。また足湯や湿布などで温めてあげる事も膝の痛み軽減に効果があると言われています。

骨端線を伸ばす運動とは

身長の伸びを気にしているのなら、できるだけ身長を伸ばす運動をしておきたいと考える事でしょう。身長を伸ばす、つまり骨端線を伸ばす事のできる運動とはどのような運動なのでしょうか。

縦方向の運動

骨に対して縦方向に刺激が加わる事で、骨端線にも刺激が加わり、その周辺の血流が促進されます。これによって成長ホルモンも分泌されて身長が伸びると言われています。バスケットボール、バレーボール、ジョギング、縄跳び、鉄棒にぶら下がるなども良いですね。

全身運動

全身の骨端軟骨に刺激を与え、血行促進効果があるという意味では、全身運動の代表である水泳が非常に適しています。

ただし身長を伸ばしたいからと、やりすぎは骨端線を痛めてしまいます。長時間に渡る激しい運動は避け、運動をした後はストレッチで体をほぐし伸ばす事も必要です。

身長を伸ばすストレッチ

背伸びをする

両手を組んで万歳をし、全身を10秒ほど伸ばす。ゆっくり力を抜く。これを3セット繰り返す。

胸のストレッチ

両手を後ろで組んで胸を開くように手を後ろへ伸ばす。これを3セット繰り返す。

背中のストレッチ

四つ這いの状態で床に手をつきます。肘を曲げる事なく手はまっすぐにし、お尻だけかかとにつくくらい後ろにずらしていきます。背中と脇の下の伸びているのを感じたら15秒ほどキープします。これを2回繰り返します。

ももの付け根のストレッチ

骨盤周りのストレッチも兼ねています。左足を前に右足は後ろに引いて立て膝の状態を作ります。後ろにある右足のこうを床につけます。そのまま上半身を動かす事なく左足に体重を乗せていきます。ももの付け根の伸びを感じられたら15秒キープします。反対の足も行います。

ももの前のストレッチ

床に座り両足を伸ばします。左足を伸ばし、右膝は曲げます。そのままゆっくりと両肘を床につけていきます。左もも前の伸びが感じられると思います。できる人はそのまま仰向けになります。15秒ほどキープして反対の足も行います。

アキレス腱のストレッチ

正座の状態から左足だけを立てます。左足の膝に手を置き、全体重を左足にかけます。左足のアキレス腱の伸びを感じましょう。15秒ほどキープして反対の足に変えます。

栄養面でも気を付けましょう

骨を強くする栄養素はカルシウム、骨を伸ばす役割を持つ栄養素はたんぱく質。

骨端線の軟骨細胞に成長ホルモンが働きかける事によって、軟骨細胞の増殖が始まり骨が硬く伸びていきます。この軟骨細胞を増やすための栄養素がたんぱく質です。たんぱく質によって増やした軟骨細胞を、より強く硬い骨にするのがカルシウムです。

1日のうちで眠っている時間以外に成長ホルモンが特に分泌される時間というのは、運動など体を動かして疲労し、空腹になった時です。この時、運動や疲労によって傷ついた筋肉や細胞を再生したり修復するために成長ホルモンが分泌されるわけです。

この空腹時に食べる食事を魚、肉、大豆製品、卵などのたんぱく質と、乳製品や野菜、魚介類などのカルシウムをバランスよくとる事が大切です。普段からファストフードやスナック菓子、コンビニ弁当などに頼っていると、必要な栄養素であるたんぱく質やカルシウムをしっかり補給する事が難しくなってしまいます。身長を伸ばすためには、この空腹時にどれだけバランスの良い食生活を摂ることが出来るかが大切と言えるでしょう。

睡眠も身長の伸びには大切です

眠っている時間以外の成長ホルモンは運動後の空腹時に一番分泌されている事がわかりました。さらに身長を伸ばすために、成長ホルモンを分泌するには睡眠が欠かせません。

成長ホルモンは、眠りについてから2時間くらいまでの一番眠りの深い時に大量に分泌されると言われています。現代の子供達は就寝時間が遅かったり、眠る直前までスマホやゲームをしてたり、塾や習い事で忙しく、規則正しい睡眠の取れていない子供が多くなっています。

一日の体のリズムを整える作用を持つ「メラトニン」と言うホルモンがありますが、これは夜暗くなると分泌されます。このメラトニンは成長期の子供の性成熟度を抑制する働きを持ち、思春期の訪れを遅くすると言われています。身長を伸ばすためには、あまり早く思春期が訪れない方が長く発育が望めるので、このメラトニンというホルモンをしっかり分泌させる事が必要です。

そのため朝は規則正しく同じ時間に目覚め、夜間はしっかりと睡眠をとり、メラトニンを分泌させることで身長を伸ばすだけでなく、子供の心と体の発達に重要な役割を果たすことができます。

まとめ

子供が膝を痛がることは、骨端線が伸びている刺激で痛みが起こっていることがわかりました。成長期にどれだけこの骨端線を増やせるかが、その後の身長の伸びにも関係してくるのですね。全身の運動を行って血流を促進させ、きちんと空腹になったところでたんぱく質やカルシウムを豊富に含んだバランスの良い食事を摂る。そして質の良い眠りをとって「メラトニン」の分泌を促していく。これらのことを積み重ねていくことで、身長の伸びを期待できるのではないでしょうか。

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